「素人会」ときいて、はじめからピンッ!と来る方は少ないと思います。
まず、能楽の公演の種類を大きく分けますと「玄人会(くろうとかい)」「素人会(しろうとかい)」とに分けられます。
「玄人会」とは能楽師(プロ)の公演のことになりまして、能楽師とはシテ方、ワキ方、狂言方、囃子方(笛方、小鼓方、大鼓方、太鼓方)をさします。
「素人会」とは各能楽師に入門をし、お稽古をされている一般の方々の発表会のことをいいます。
例えば、バレエやピアノの発表会のような感覚です。
何をお稽古するかと申しますと、「謡(うたい)」と「仕舞(しまい)」を習います。
「謡」とは、能の台詞のことで、「謡本(うたいぼん)」と呼ばれている台本をもとに、抑揚をつけて謡あげていきます。
「仕舞」は能の曲の一部分であり、面は付けないで、紋付袴で舞うことをいいます。囃子はなく、後方の「地謡(じうたい)」の謡のみで舞を舞っていきます。
このようなお稽古を、積み重ねていった暁には「素人会」という発表会で、能舞台へ立てるのです。
喜多能楽堂は、お稽古場も併設しておりますので御希望であればお問い合わせください。